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公務員に向いてない人の特徴7選!こんな人は公務員にならない方がいい

公務員に向いてない人の特徴7選!こんな人は公務員にならない方がいい
  • 公務員を目指しているけど、自分が公務員に向いていなくてすぐに休職や退職することになったらどうしよう…
  • 楽な仕事というイメージがある公務員だけど、本当に自分に合っているのだろうか?

 

こんな悩みや疑問にお答えします。

 

メリットばかりが先行するイメージの公務員ですが、独特な組織なのでやはり向き・不向きはあります。

実際ぼくも5年間地方公務員として働きましたが、結局退職することになりました。

 

必死に公務員試験対策をし高い倍率を勝ち抜いてやっと公務員になれたのに、公務員の仕事が合わなかったという理由で退職するという結果は避けたいですよね?

 

そこで今回は「公務員に向いてない人の特徴」というテーマで紹介していきます。

 

この記事を読めば、公務員の仕事や職場環境とのミスマッチを防ぐことができますよ。

 

それでは前置きはこのへんにして、さっそくはじめていきましょう。

 

公務員に向いてない人の特徴7選

①生産性を高めるのが好きな人

 

まず『生産性を高めるのが好きな人』は公務員に向いていません。

 

役所は何かあった時にちゃんと住民に説明できるよう、どんなに細かいことでも起案して決済をとります。

ささいな照会ひとつでもいちいち時間をかけて決済をとらなければいけないため、必要な作業とはいえかなり面倒です。

 

またセキュリティ性を重視するあまり、現場の職員の負担が増加傾向にあります。

具体的な例を紹介すると、外部メールからファイルを取り込む時に5つ以上の手順をふまなければならなくなりました。

5分ほどの工程をメールごとにふまなければなりません。

 

このように、他業種と比べても公務員の職場は効率化がかなり難しい環境であるといえます。

 

体制が変わるように提案すればいいのでは?
前例踏襲の雰囲気が根強い公務員の職場を、一職員の力で変えていくのはかなり大変だし敵も増えます。

 

我慢して組織のやり方に合わせるのが現実的ですが、作業効率化が好きな人にはかなりストレスがかかります。

ぼくもそういうタイプだったので、公務員の職場環境はとにかくストレスがたまりました。

 

『仕事と割り切れば非効率な仕事の進め方でも自分は我慢できるのか?』という点について、しっかり自己分析することをオススメします。

 

②処理能力が高い優秀な人

 

『処理能力が高い優秀な人』は、公務員に向いていません。

 

どんな組織でもそうだと思いますが、できる人のところに仕事は集まります。

時にはトップから直接指名されて、特定の業務を振られることもあります。

 

優秀な人は常に責任の重い仕事を抱えており、いつも残業に追われて忙しそうでした。

 

またそうした人は次の異動でも重要なポストに配属されることが多く、激務部署をループしていく傾向があります。

 

ただ、結局1人でこなせる仕事量には限界があるため仕事が集中しすぎてキャパオーバーになり休職してしまう方もいました。

優秀で評価の高い公務員は常に忙しく、一方で仕事ができないと思われている職員は楽な部署でのんびり働けるのが公務員の世界。

 

新採ちゃん

他の職員より圧倒的に組織に貢献しているのに報酬は同じ・・・

優秀な人にとっては割に合わないですよね

 

③定年まで公務員を続ける気がない人

 

『定年まで公務員を続ける気がない人』は、公務員に向いていません。

 

ぼくがそうだったのですが「やりたいことがないからとりあえず公務員になろう」という気持ちで公務員を選ぶと後から後悔する可能性が非常に高いです。

 

公務員は業務で専門性を身につけることができないため、転職市場で圧倒的に不利です。

>>公務員では専門性が得られない4つの理由【公務員になるのはリスク大】

 

公務員になった時点で自分の将来の可能性は狭まるということを理解しておきましょう。

 

公務員としての経験がいかせる転職先は、残念ながらほぼありません。

 

④調整が苦手な人

 

公務員は人や時間を調整する仕事が非常に多いです。

『調整が苦手な人』は公務員に向いていません。

 

調整する仕事の具体例

  • 出席者全員の都合を聞いて、会議の開催日を決定
  • 会議開催前に内容を共有し、同意の根回ししておく
  • 他課にまたがる業務は決裁書をまわす際に、担当に根回ししておく
  • 県からの照会依頼に対して、他課に期限を設定して回答を依頼する

 

このように公務員の世界は「調整&調整」で成り立っています。

 

調整力さえあればなんとかなる仕事が多いのですが、逆に調整力が低いと他の人に迷惑をかけてしまったり最悪会議が炎上したりしてしまいます。

実際ぼくも事前の根回しが甘かったせいで、住民の方に激怒されたことが何度かありました。

 

ちなみに調整力が問われるのは、業務だけではありません。

公務員の職場はかなり飲み会が多いです。

出席者の把握や車の乗り合わせの配置、店の手配から代行の手配まで飲み会の場面でも調整力が求められます

>>【週1〜3がデフォ】公務員は飲み会が多い?公務員の飲み会が多い3つの理由を紹介

 

こういう仕事以外のところでも上手く立ち回れると信頼が上がり、結果的に仕事もやりやすくなることが多いです。

 

⑤向上心が強く成長することが好きな人

 

『向上心が強く成長することが好きな人』も、公務員に向いていません。

 

公務員の仕事は基本的に誰でもできる単純作業が中心です。

実際「これ自分じゃなくてもできるよね?」と思える仕事が本当に多く、業務の中で成長を実感できる機会はあまりありませんでした。

 

また公務員には一定のスパンで異動があります。

通常は2〜3年が一般的なスパンでしたが、中には1年で異動する人もいて時期は人によって様々でした。

>>【実体験あり】1年目で異動する公務員もいる?1年目で異動する4つの理由を紹介

 

異動はいってみれば『転職』と同じようなもの。

異動するたびに知識や経験が0ベースになるので、公務員というキャリアの中では成長を実感するのが難しかったです。

 

⑥既存の仕組みをつくり変えるのが好きな人

 

『既存の仕組みをつくり変えるのが好きな人』は公務員に向いていません。

 

既存の仕組みをつくりかえるということは結果的にそれが効率化につながっても、最初は今までになかった仕事をしなければなりません。

公務員の中には仕事の良い悪いに限らず、とにかく仕事が増えることを嫌う人が一定数います。

なので既存の仕組みをつくり変える人は、組織内で浮いてしまいます。

 

5年間公務員として働いた経験から確信していますが、優秀な公務員の資質は「仕事ができること」ではなく「庁内に敵を作らないこと」です。

 

公務員はチームプレーの仕事が多いため庁内に味方が多ければ仕事もスムーズに進みますが、逆に敵が多ければその分仕事がしづらくなってしまいます。

 

そのため既存の仕組みを壊して改革していくことに抵抗のない人は、敵を作りやすく公務員に向いてないといえるでしょう。

 

⑦誰かの役に立って感謝されたい人

 

上でも書きましたが、公務員の仕事は「人」「外部組織」「庁内」の調整を図る仕事が多いです。

直接住民と関わる機会は少ないため、住民に感謝される機会もほとんどありません。

 

感謝されることよりも、むしろクレームの方が多いのが現状です。

>>【実体験】公務員が受けるクレームとは?クレームが多い部署3選と対応方法を紹介

 

県庁職員などの場合は国と市町村など行政組織の間に入って仲介する業務が多いので、よりこの傾向が顕著だと思います。

 

『仕事をとおして誰かの役に立ち感謝されたい人』は、公務員に向いていないでしょう。

 

【実体験】全く公務員に向いていなかった自分

 

ぼくは実際これまで紹介してきた上記の特徴に多く当てはまる「公務員不適合者」でした。

 

本当に仕事がつまらなくて、公務員になって数ヶ月後には退職することを考えていました。

 

しかし他にやりたいことや転職できる自信もなかったため、なんとなく仕事を続けていると5年が経っていました。

今思えばもっとはやく(3年以内)に決断して退職するべきだったと思います。

 

そんなぼくが公務員を退職する転機になったのは、プログラミングとの出会いです。

自分の成長が常に実感できるところに魅力を感じて学習を継続することができ、結果的に現在のフリーランスとしての収入源になっています。

 

ぼくが公務員を辞めた詳しい理由については、【公務員辞めました】ぼくが町役場を辞めた3つの理由を紹介しますで紹介しています。

 

まとめ:公務員に向いてない人の特徴7選!こんな人は公務員にならない方がいい

 

最後に本記事の内容をまとめたいと思います。

 

公務員の仕事に向いてない人

  1. 作業を効率化したり生産性を高めたりするのが好きな人
  2. 処理能力が高い優秀な人
  3. 定年まで公務員でいる気がない人
  4. 調整が苦手な人
  5. 向上心が強く成長することが好きな人
  6. 既存の仕組みを壊して改革するのが好きな人
  7. 誰かの役に立って感謝されるような仕事をしたい人

 

公務員は安定した給与体系や充実した福利厚生など、確かに魅力的な部分も数多くあります。

しかしいくら待遇が恵まれていても、業務内容と自分の適正がちゃんとマッチしていないとぼくのように途中で退職することになります。

 

公務員のメリットばかり注目するのではなく、ちゃんと自分とマッチングしているか確かめた上で選択することをオススメします。

 

では今回もお読みいただきありがとうございました。

 

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