
こんな疑問にお答えします。
そもそも役所なんて用事がなければ行かないところなので、お盆の時期も空いているかどうか知らない人は多いですよね?
実際ぼくも公務員になるまでは、お盆も役所は空いているのかどうか知りませんでした。
-100x100.png)
本記事の内容
・公務員のお盆休み=夏季休暇について
・夏季休暇のメリットとデメリット
それでは前置きはこの辺にして、早速はじめていきましょう。
公務員はお盆休みがないかわりに「夏季休暇」がある
結論からいうと、公務員には民間企業のような「お盆休み」はありません。
そのかわり7月から9月の間に5日間の休暇がとれる「夏季休暇」という制度があります。
この夏季休暇をお盆の時期にあてれば、実質的に公務員でもお盆休みをとることが可能になります。
夏季休暇は半日単位から取得することができ、5日間まとめて取得することも可能です。
ただ職員同士の調整もあるので、1日や2日ごとに分けて取得する人が大半でした。

部下の夏季休暇取得率が低いと人事係から指摘が入ることもあったため、職場全体が「夏季休暇は全部消化しよう!」という雰囲気でした。
実際ぼくも5年間公務員として働きましたが、すべて消化していました。
-100x100.png)
公務員の夏季休暇のメリット
公務員の夏季休暇は、7〜9月の間ならいつとってもOK。
世間と休暇のタイミングをずらせるので、こんなメリットがあります。
①窓口に来る人や電話が少ない
お盆の時期は、住民も帰省したり親族の付き合いがあったりで、窓口に来る人が極端に減ります。
電話もほとんどかかってこなくなるため、窓口や電話対応が多い部署の業務がかなり楽になります。
そのため普段は窓口対応に時間をとられて事務仕事がたまっている職員の中には、あえてお盆の時期は夏季休暇を使わずに出勤している人も多かったです。
-100x100.png)
②上司もいないので精神的に楽
お盆の時期は課長や係長級など管理職も休みがちです。
中には課長や直属の上司が全員いないというミラクルな1日もありました。
なにかトラブルがあったら困りますが、基本お盆の時期は来客や電話が少なくトラブルの可能性も低いです。
-100x100.png)
③観光地のハイシーズンを避けられる
お盆の時期は誰もが外出するのでどこに行っても混んでいますし、連休の特別料金など無駄にお金もかかります。
夏季休暇は自分の好きなタイミングで使えるため、観光地や店舗のハイシーズンを避けることができます。
公務員の夏季休暇のデメリット
-100x100.png)
①友達と休みが合わない
民間企業に勤めている友達などはだいたいお盆の時期が長期休暇なので、休みが合わないことが多かったです。
ただ長期休暇の制度が違うのはこの時期だけで、GWや年末年始などは民間企業と同じく休みになります。
②5日間まとめて取ることは難しい
係内の職員が全員同じタイミングで夏季休暇を取得すると行政が機能しなくなるため、基本的には同じ係内の職員と調整しながら休暇を取ることになります。
制度上はまとめて5日間とることも可能ですが、職場に大きな影響を与えることになってしまいます。
そのため「1回でまとめてとるようなことはナシね」という暗黙の了解がありました。
-100x100.png)
③取得希望日を譲らなければいけないことがあった
やはりお盆の時期に休みを希望する方が多いのですが、係の職員全員が同じタイミングで休むわけにはいけません。
特に結婚している人は家族の事情でどうしてもお盆に休みたい方が多かったため、希望日が重なった時は未婚の職員が譲りがちです。
まとめ:公務員には「夏季休暇」という夏休みがある
というわけで記事の内容をまとめます。
本記事のまとめ
- 公務員にはお盆休みのかわりに「夏季休暇」がある
- 夏季休暇は7月〜9月の間で5日間取得可能
- 夏季休暇の取得は半日単位から
ぼくはよく好きな歌手のライブに行っていましたが、夏季休暇だと1日ずつ分けてとれるので、複数の開催地に遠征しやすくとても使いやすかったです。
それでは今回もお読みいただきありがとうございました!