- 田舎でフリーランスとして生きていくのは現実的に可能?
- 田舎でフリーランスをやるメリットとデメリットって?
- 地域にWebの需要ってあるの?どうやって仕事をとっていけばいいの?
こんな疑問にお答えします。
クラウドソーシングなどが普及し副業も徐々に浸透してきた現在、『田舎でWeb系のフリーランスとして生きていきたい』と考えている方も多いのではないでしょうか?
ただそもそも田舎にWebの需要はあるのか、あってもどうやって仕事につなげていけばいいのか、疑問に思っている方も多いはずです。
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では前置きはこのへんにして、早速はじめていきましょう。
田舎でWeb系フリーランスをやる3つのメリット
まず始めに、田舎でフリーランスとして生活する3つのメリットを解説します。
- 生活費が安い
- Webの需要が高い
- ライバルが少ない
以下で詳しく解説していきます。
①生活費が安い
都会に比べて田舎は家賃や物価が安いので、生活費が安く済みます。
中には若い移住者に補助金を出している自治体もあり、安い物件を選べば実質家賃が0円のような生活も可能です。
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特にフリーランスの駆け出し初期は、収入が少ないにも関わらず税金などの支出が多い辛い時期。
生活費を安く抑えることができるのは大きなメリットです。
②Webの需要が高い
田舎はWeb系の施策が全く進んでいません。
サイト制作で例えると、それなりに大きな企業でもレスポンシブ対応していないのはザラでそもそもHP自体を持っていなかったりするところも。
ただWeb系の施策が進んでいないだけで、売っている商品や提供しているサービスの質は高いことが多いです。
「モノはいいけどWebが弱い」というパターンが本当に多いのが、田舎の特徴といえます。
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③ライバルが少ない
実際に田舎に住んでいる人であれば実感できると思うのですが、田舎でWeb系のフリーランスをしている人はほとんどいません。
実際ぼくも田舎で生活していて同じような働き方をしている人には、数えるほどしか会ったことがありません。
都会などに比べて、圧倒的にライバルが少ないブルーオーシャンであるのは間違いないといえるでしょう。
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田舎でフリーランスをやる2つのデメリット
①理解や信頼を得ることが難しい
田舎のWeb系フリーランスはライバルが少ないと紹介しましたが、働き方が浸透していないということは理解されにくい立場であるともいえます。
特に田舎は高齢者の割合も高いため、Web系フリーランスの働き方や業務内容は理解されにくいです。
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地域の方から信頼感を得るのに一定の時間がかかるのが、田舎フリーランスのデメリットです。
②頼まれる業務の幅が広く柔軟な対応力が必要
田舎はWeb系の仕事に対応できる人材が少ないため、『Web系のことならとりあえずあの人に任せておこう!』というようにひとくくりにされがちです。
HP制作が本業にも関わらず、素材の写真撮影や店舗のロゴデザインまで頼まれるといった具合。
似たような内容だと思って頼むのかもしれませんが、実際には全く別の仕事内容ですね。
自分で対応できない場合はスキルを持っている人に外注するなど、柔軟な対応力が必要になります。
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田舎でフリーランスとして働く時は『信頼関係』が一番大事
田舎でフリーランスとして仕事をとっていくために必要なのは何だと思いますか?

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フリーランスとして仕事をとるためには技術力が必要と思われがちですが、一番重要なのは『あいつなら信用できるから任せてもいいか』と思ってもらえること。
特に田舎であればあるほど、人柄が理由で仕事が集まる傾向は顕著です。
Web系フリーランスはオンラインで完結するイメージがありますが、田舎で仕事をとっていきたいなら顔を合わせたコミュニケーションは必須です。
田舎のWeb系フリーランスに必要なスキル
田舎の案件の特徴を一言でいうと『多様性』。
いろいろなジャンルのニーズが転がっているため、何かひとつだけ尖ったスキルを持っていても案件を受注し続けるのは難しい…
逆に複数のスキルや知識を持っていれば、まるっと案件を受注することができます。
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①写真撮影
田舎に住んでいて実感したのは、写真需要の高さ。
料理写真、商品写真、人物写真と、撮影してほしい素材はあるものの近場で手軽に頼める人がいないのが田舎のリアルです…
なので写真を撮影できるだけで、かなり仕事の幅が広がります。

プロのような完璧な写真は撮れずとも、一眼レフと簡単なレタッチができるだけである程度の仕事はこなせます。
実際ぼくもこれまで撮影が必要なときは、カメラマンに外注することなく全て自分で対応してきました。
撮影した写真がきっかけで、新しい仕事につながったことも。
②デザイン
ロゴやパッケージ、チラシなどのデザインに関する案件のニーズはたくさんあります。
いろいろソフトはありますが、ぼくがこれまで受けたデザイン案件は『Illustrator』と『Photoshop』で完結してきました。

ネットや本などでいくらでも情報を集められる時代。
案件を受けた後に頑張るスタイルでいきましょう!
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③プログラミング
田舎では、Webサイト制作の案件は少なめです。
Webサイトを持っていない店舗も多く必要性も実感しているのですが、安くても20万円以上かかってしまうようなサイト制作案件を発注できる余裕のある中小企業はそんなに多くありません。
ただ単価も高いので、できればサイト制作案件中心で受注していきたいですよね。
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④各種補助金の申請方法など
田舎の中小企業はとにかく資金がありません。
なのでサイトやデザインが必要なのは分かりつつも、『でもお金がないよね…』と悩み行動できていないのが現状。
しかし自治体や都道府県、国には様々な補助金制度があります。
多少の負担は必要ですが、申請が受理されればかなり自己負担を抑えながら仕事を発注することが可能です。
見積もり提出時に『この補助金を使えば…』という内容を交えて提案をすることで、これまで数多くの案件を受注してきました。
もちろん申請まわりをサポートすることは必要ですが、調べれば分かりますし分からないことは直接電話などで聞けば把握できます。
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田舎フリーランスとして仕事をとっていく5つの方法
①地域に住む
地域の仕事をとっていきたいなら、その地域に住んでしまうのが一番です。
住んでいれば嫌でも地域について深く知れますし、「同じ地域に住んでいる」というだけで一定の信頼感を持ってもらえます。
また、フリーランスがもらえるチャンスは打ち合わせや営業などの時間だけではありません。
居酒屋で隣同士になって偶然話した人から後日依頼を受けるなんてこともありました。
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②地域ブログを運営する
かなり手間がかかりますがもし可能なら、その地域をテーマにした地域ブログを運営することがオススメです。
ブログというと一度育てば放置していてもお金を生んでくれるような不労所得のイメージが強いです。
しかし地域ブログは地元の飲食店や観光地などを扱うこともあり、ブログ単体で大きな収益を得ることは難しいのが事実。

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地域の方と信頼関係を構築するための手段として、地域ブログはかなり有効なツールです。
またブログを運営することでライティングやSEOなどについて実践的な知識を身につけることができるので、スキルの幅を広げることにもつながります。
③JCや青年部に入る
地域のJCや青年部に入るのもオススメです。
なぜならJCや青年部に入っているのは地域の若い経営者であり、決済権を持っている彼らから直接仕事を発注してもらえる可能性があるからです。
田舎の青年部などは人数も少なく、Web系フリーランスともなればより人数は絞られます。
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④影響力のある人とつながる
田舎で案件をとっていくためには、依頼してもらうための営業が必要不可欠です。
自ら営業していくこともできますが、もちろん営業している時間はお金になりません。
またいきなり知らない人から営業されても不信感を抱いてしまう人がほとんどで、それがよく分からないWeb系の内容ならなおさらです。
理想は、自分のいない所でも勝手に営業してくれる『営業マン』を作ることです。
どんな地域にも、とにかく顔が広くて人望があり影響力のある人はいます。
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⑤SNSなどで実績をアピール
地域案件に関わり成果物が完成した時は、積極的にSNSなどで実績をアピールすることが大事です。
成果をアピールすべきターゲットは、地域に住む経営者の方です。
経営者の方の関心は『どれくらい売上や問い合わせの増加につながったのかどうか』という点。
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サイト制作やロゴデザインはあくまで手段であって、それ自体が目的ではありません。
自分へ仕事を頼むメリットが第三者からも分かるよう、意識してアピールしていくことが大切です。
まとめ:田舎でWeb系フリーランスは可能?仕事をとるための5つの方法を紹介
ということで本記事では、『田舎でWeb系フリーランスとして生活していくための方法』について解説してきました。
紹介したとおり田舎には、Webの需要がまだまだ残っています。
ただ『スキルさえあれば仕事がとれる!』かというとそうではなく、受注するためには信頼関係の構築や実績の見せ方を工夫することが必要です。
では今回もお読みいただきましてありがとうございました。