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公務員はブログで稼いでもいいの?ダメではないけどグレーです【公務員の副業】

鉛筆を持つサボリン

 

新採ちゃん
副業に興味がある公務員です。

ネットで調べているとブログで稼げると聞いたのですが、公務員がブログで収益を得ることに問題はないのでしょうか?

 

こんな疑問にお答えします。

 

この記事を読んでいる方の中には、「ブログから不労所得的な収入が欲しい」と思っている公務員の方もいるのではないでしょうか?

 

そこで今回は、「公務員の副業としてのブログ」をテーマに書いた記事を紹介していきます。

 

本記事の内容

・公務員がブログをすることは禁止されているのか?

・ブログのメリットと注意点

 

それではさっそくはじめていきましょう。

 

公務員法でブログは禁止されている?

ブログは禁止なのか悩む様子

 

ブログの収益は、アドセンスやアフィリエイトなど広告収入がメインです。

 

記事内に広告を貼っておき、広告をクリックしたり商品を購入したりしてもらえば報酬が入るという仕組みです。

 

国家公務員も地方公務員も以下のように、許可があれば副業を行うことができます。

・職員が報酬を得て、営利企業以外の事業の団体の役員、顧問若しくは評議員の職を兼ね、その他いかなる事業に従事し、若しくは事務を行うにも、内閣総理大臣及びその職員の所轄庁の長の許可を要する

国家公務員法第104条

・職員は、任命権者の許可を受けなければ、営利を目的とする私企業を営むことを目的とする会社その他の団体の役員その他人事委員会規則(人事委員会を置かない地方公共団体においては、地方公共団体の規則)で定める地位を兼ね、若しくは自ら営利を目的とする私企業を営み、又は報酬を得ていかなる事業若しくは事務にも従事してはならない。

地方公務員法第38条

 

新採ちゃん
許可があれば営利を目的としたアフィリエイトなどもできるということですね!

 

確かにそうですが、公務員は本業である公務が第一ということを忘れないように以下のように定められています。

 

メモ

・すべて職員は、国民全体の奉仕者として、公共の利益のために勤務し、且つ、職務の遂行に当っては、全力を挙げてこれに専念しなければならない。

国家公務員法96条

・職員は、法律又は命令の定める場合を除いては、その勤務時間及び職務上の注意力のすべてをその職責遂行のために用い、政府がなすべき責を有する職務にのみ従事しなければならない。職員は、法律又は命令の定める場合を除いては、官職を兼ねてはならない。職員は、官職を兼ねる場合においても、それに対して給与を受けてはならない。

国家公務員法第101条第1項前段

 

「国家公務員は自分の仕事に集中するために、収入を得る副業をしてはいけない」ということですね。

 

メモ

・すべて職員は、全体の奉仕者として公共の利益のために勤務し、且つ、職務の遂行に当つては、全力を挙げてこれに専念しなければならない。

地方公務員法第30条

・職員は、法律又は条例に特別の定がある場合を除く外、その勤務時間及び職務上の注意力のすべてをその職責遂行のために用い、当該地方公共団体がなすべき責を有する職務にのみ従事しなければならない。

地方公務員法第35条

 

地方公務員も同じように、公務に専念することを重視しています。

 

こうした背景があるため、広告収入を見込んだブログ運営で許可を申請しても認められる可能性はかなり低いでしょう。

 

ただ禁止と明文化されているわけではないので、公務員がブログで収入を得ることはグレーゾーンの範囲ともいえます。

 

公務員がブログをするメリット

ブログを書きなぐっている様子

 

ここからは公務員がブログをするメリットについて紹介していきます。

 

①職場にバレにくい

 

基本的に副業が制限されている公務員なので、副業に関する情報は職場に知られたくないのが普通ですよね。

 

その点顔を出さずに匿名で活動できるブログは、圧倒的に「職場にバレにくい」というメリットがあります。

 

実際ぼくも公務員時代に1年半ほどブログを運営していましたが、一度もバレることはありませんでした。

 

収入を得るときはたとえば以下のようなアフィリエイトリンクを貼るのが有効です。

詳しくはコチラ

 

②少ない初期投資で始められる

 

ブログは少ない初期投資で始めることができます。

 

はてなブログなどの無料ブログを使えば無料で開設することができます。

 

当ブログのようにWordPressを使ったブログの場合はサーバーとドメインを別途契約する必要があります。

 

・サーバー代:約5,000円/年〜

・ドメイン代:1円/年〜

安ければこれくらいで始めることができます。

 

ほぼリスク0で始められるのが、ブログの大きなメリットです。

 

③他の副業につなげやすい

 

ブログをやっていると他の副業にもプラスになる場面が多いです。

 

例えばメディアに記事を寄稿して報酬をもらう「ライティング」という仕事があります。

 

ライティングの案件をとる時には、まずクラウドソーシングサイトなどから依頼を探して提案します。

 

提案する際にブログがあれば、記事執筆のポートフォリオとしてそのまま使えます。

また依頼のジャンルに近い記事をすでに書いていたりすると、かなり案件がとりやすくなります。

 

新採ちゃん
例えば公務員に関するブログを書いている人なら、行政に関するライティング案件に提案する時などはかなり有利ということですね!

 

また、プログラミングスキルを活かしたWeb制作の分野では、WordPressに関する案件であれば高単価で受注することができます。

 

自分のブログをWordPressで運営していれば、ブログ運営をとおしてWordPressに関する知識もつけられます。

 

公務員がブログをする時の注意点

ブログで注意する様子

 

メリットを紹介しましたが、公務員がブログを始めるデメリットもあります。

 

①収益化まで時間がかかり、挫折しやすい

 

ブログは記事を書いたからといって、すぐに稼げるわけではありません。

書いた記事が検索エンジンに認識されて検索上位に引き上げられるためには、一定の時間がかかります。

 

よく「100記事書いてからがスタート」と言われるように、ブログが育ってある程度アクセスが増えるまではだいたい半年以上かかると言われています。

 

そのため収益化前の段階でブログのモチベーションが下がって挫折してしまう人がかなり多いです。

 

サボリン
サボリン
ぼくもこれまで10回以上の挫折を繰り返してきました。

 

即金性が低いため、「早くお金を稼ぎたい人」には難しいジャンルといえます。

 

②記事の内容に気をつけなければならない

 

公務員には、業務で知り得た秘密を漏らしてはいけないという秘密保持の義務があります。

 

ブログではありませんが、過去に姫路市の職員がデスクの写真をTwitterにアップしたところ写真の一部に企業の資産情報が入っていたことで問題になったことがあります(参照)。

 

インターネットで情報発信していく以上、常にこうしたリスク管理には気をつけなければなりません。

 

まとめ:公務員がブログで稼ぐのはグレー

デスクで手を組むサボリン

 

というわけで記事の内容をまとめます。

 

本記事のまとめ

・公務員がブログから収益を得ることはグレーゾーン

・ブログには「バレにくい」や「初期投資が少ない」などのメリットがある

・収益化するまでには時間がかかる

 

ブログは収益化するまでに少し時間がかかりますが、一度収益化できると半自動的に収入が得られるメリットがあります。

もし「ブログやってみようかな?」と思う方がいたら他の記事でブログの始め方について解説させていただきます。

 

まずは以下のようなASPに登録するところからはじめてみるのがオススメですよ。

 

詳しくはコチラ

 

それでは今回もお読みいただきありがとうございました!

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