- やりたいことがないからとりあえず公務員になるのはダメ?
- 仕事がつまらなくてもそれ以外の時間で楽しめるなら大丈夫?
- ホントに『公務員は勝ち組』なの?
こんな疑問にお答えします。
ノルマのない仕事や手厚い福利厚生などのイメージが強いため、なっておけば失敗はなさそうな職業である『公務員』。

と思って、公務員を目指している方も多いのではないでしょうか?
実際ぼくも、大学卒業時に特に進みたい業界がなかったのでとりあえず公務員を目指しました。
しかし5年働いた後に退職し、現在はフリーランスエンジニアとして生活しています。
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では前置きはこのへんにして、早速はじめていきましょう。
「やりたいことがないからとりあえず公務員」はやめとけ!
この記事を読んでいる方の中には

と思っている方も多いですよね?
確かに公務員はメリットも多いため、やりたいことがない人にとっての職業選択としては最適解に思えるかもしれません。
実際ぼくもそう思って公務員になりました。
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公務員の仕事に興味がないと辛い
まず公務員を目指す前に確認しておいてほしいことがあります。
あなたは本当に公務員の仕事に興味がありますか?
- 仕事が楽そうだから
- 定時帰り&土日休みだから
- 安定しているから
こうした理由で公務員を目指すことを否定はしません。
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少しも面白いと思えない仕事を毎週フルタイムで続けなければいけないのは、いくら楽な仕事とはいえ想像以上に辛いですよ…
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このあたりについては以下記事で詳しく紹介しているので、興味のある方はご覧ください。
>>【公務員辞めました】ぼくが町役場を辞めた3つの理由を紹介します
1度公務員になるとキャリアチェンジが難しい
公務員時代のぼくは、思考停止して働き続けるような日々を送っていました。そんな働き方をしているとどこかで必ず限界がきます。
そのときに『公務員を辞めて新たな道にチャレンジしようかな…』と思う方もいますよね。
しかし専門的なスキルがない公務員のキャリアチェンジは、他業種に比べて非常に不利という厳しい現状があります。
>>公務員では専門性が得られない4つの理由【公務員になるのはリスク大】
もちろん夢や熱意をもって公務員を目指す人も一定数います。
しかし『やりたいことがないからとりあえず公務員になる』という人は
- 定年までの約50年間を退屈な仕事に費やす
- 仕事を辞めたくなってもキャリアチェンジが難しい
というリスクを負うのと同義ということを理解しましょう。
『公務員は勝ち組』といわれるのはなぜ?
『公務員は勝ち組』といわれるのを聞いたことがありませんか?
特に田舎であればあるほどその傾向が顕著で、実際ぼくの地元では公務員は憧れの就職先でした。
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①安定した給与
公務員の給与は、民間企業の給与水準に基づいて定められています。
そのため大企業に比べると給料は低いですが、中小企業よりは給与が高い傾向にあります。
また年齢を重ねていけば自動的に昇給していきます。
退職金についても手厚く、2,000万円以上支給されます。

②ノルマや競争がなくクビにされることもない
公務員には民間企業のようなノルマや競争がありません。
追われるものといえば県からの照会や補助金申請に関する『締め切り』くらいのものです。
しかもその締め切りもお願いして延長してもらうことはざら。
また公務員としてどれだけ仕事ができなくても、一度公務員になってさえしまえば仕事をクビになる可能性は限りなく0に近いです。
会社がつぶれることもないためそれなりに働いていれば、問題なく定年まで勤め上げることができます。
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公務員が勝ち組ではない理由
ぼくは実際に地方公務員として5年間働いた経験から、『公務員は勝ち組ではない』ということを実感しました。
その証拠に若手公務員の離職率は年々増加しています。
本当に公務員が勝ち組で誰にとっても魅力的な職業であればこのような傾向にはならないはずです。
また大手転職サイトでは、国家公務員・地方公務員の登録者数(2019年10〜12月期)が、前年同期と比べて22%増加し過去最高水準になったそうです。
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参考【民間企業の10分の1】公務員の離職率は?離職率が低い5つの理由
公務員には多くのメリットもありますが、単純作業中心の業務内容やキャリアが作りにくいなどデメリットも数多くあります。
『何もやりたいことがないからとりあえず公務員になろう』と思考停止して行動する前に、一度しっかり自己分析してみることをオススメします。
まとめ:人生の勝ち組、負け組は自分でしか決められない
「公務員が勝ち組」といわれている価値観は社会や他人のものさしでしかありません。
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例えばぼくは今フリーランスとして生活しています。
今の生活はだいたい以下のような感じ。
・会社に属していないため、不安定な収入
・休みなしで毎日10時間以上作業する
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これは公務員になる前の自分の価値観では圧倒的に負け組でした。
しかし毎日の幸福度という意味では、公務員時代よりも今の方が圧倒的に高いです。
これはぼくの人生における優先順位が、安定した仕事や世間体よりも「やりたいことができるか?」ということの方が高かったから。
ぼくはできなかったことができるようになった時や目に見えて成果が出た時にとても喜びを感じるタイプだったので、ルーチンワークが多い公務員の仕事はそもそも合っていなかったのでしょう。
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では今回もお読みいただきありがとうございました。