公務員の将来性

公務員になると『専門性』が得られない4つの理由【公務員になるのはリスク大】

公務員になると専門性が身に付かない4つの理由【公務員になるというリスク】

 

・公務員は専門性が身に付かない?

 

こんな疑問にお答えします。

 

この記事を読んでいる方の中には、「公務員を目指しているけど、専門性が身に付かなかったらどうしよう?」と不安に思っている方も多いのではないでしょうか?

 

確かに公務員は仕事をとおして、専門性を身につけるのが難しい職業です。

 

中には専門性の高いスキルを身につけられる部署もありますが、大半は「やり方さえ知っていれば誰でもできる仕事」が多いのが事実。

もちろん人によって仕事の早い遅いはありますが、基本的には時間をかければ誰でもできる仕事です。

 

そこで今回は「なぜ公務員は専門性が身に付かないのか?」というテーマで紹介していきたいと思います。

 

それでは前置きはこのへんにして、早速はじめていきましょう。

 

公務員として働いても専門性が身に付かない理由

冷や汗をかくサボリン

 

なぜ公務員は専門性を身につけることが難しいのでしょうか?

 

公務員が専門性を身につけにくいのは、以下の3つの理由によります。

 

  1. 事務作業が中心の業務内容
  2. 仕事のための仕事が多い
  3. 定期的にある転職レベルの異動

 

事務作業が中心の業務内容

 

公務員の仕事は、基本的に事務作業が中心です。

 

たとえばデータの入力や窓口での書類発行業務など。

 

最初は勝手がわからず苦労しますが、一度やり方を覚えてしまえばぶっちゃけ誰でもできるような業務ばかりです。

 

中には過去の様式の数字を差し替えていくだけの業務も多く、そのような作業にもちろん専門性は必要ありません。

 

公務員の仕事には「この人でなければできない!」という専門性を必要とする業務はほとんどありません。

 

仕事のための仕事が多い

 

公務員として働くようになって実感しましたが、いわゆる「仕事のための仕事」が多いです。

 

たとえば上司の説明用資料や議会の想定問答集、他課に照会をかけるための決裁書などなど。

外に通知するような仕事ではなく、庁内の調整を目的とするような内向きの仕事のことですね。

 

こういう仕事は作成にやたら時間がかかりますが、専門性は必要ありません。

 

異動する度に0から積み上げ

 

公務員には、数年おきに異動があります。

 

公務員の異動は単なる異動ではなく、転職レベルで業務内容が変わるようなジョブローテーションです。

 

そのため20年以上の公務員キャリアがあろうと、1年はやく配属された若手職員の方が戦力になるなんてことはざらです。

 

専門性というのは同じ業務を長年こなしていくことで身についていくものです。

現在の公務員の異動システムでは、数年おきにキャリアが変わるため専門性を確立することはできません。

 

これは日本の公務員が、スペシャリストではなくジェネラリストを育てるという方針だからです。

 

新採ちゃん
マルチに働ける人材を目指しているので、そもそも専門性を確立するための組織体系にはなっていないということですね…

 

副業が禁止されている

 

業務で専門性を身につけることが難しいなら、業務時間外に「副業をする」という選択肢があります。

 

しかし残念ながら、公務員の副業には大きな制限があります。

 

禁止されているわけではないので副業自体ができないわけではないのですが、収入アップを目的とした一般的にイメージされるような副業は制限されているのが実情です。

 

業務中だけでなく業務時間外においても専門性を確立しにくいのでは行き詰りますね…

 

公務員が得られる5つのスキル【公務員以外ではほぼ使えない】

タイピングするサボリン

 

公務員でも得られる専門性ってないんでしょうか?

 

ぼくが5年間公務員として働いてきた中で、身についたと思われるスキルを紹介します。

 

PCスキル

 

公務員として働いていれば、WordやExcelなど一定のPCスキルが身につきます。

 

といっても別にマクロを組んだりするわけではないので、大学でレポートを書いたことがあるような人なら特に苦労することはありません。

 

新採ちゃん
普通の事務職レベルで使えていれば問題ないので、他業種と差別化を図ることはできませんね…

 

文書作成スキル

 

公務員の仕事は、文書作成に始まり文書作成に終わるといってもいいくらい文書を作ります。

 

研修の復命書や既存事業の決裁から、ボールペン1本の購入に至るまで、とにかく書類作成に追われる毎日。

 

サボリン
サボリン
「てにをは」の修正だけで何回も決裁書が返ってきて、無駄な残業が増えてしまうことはよくありました。

 

大量の文書作成が日常になっている公務員は、他業種に比べて文書作成スキルが高いといえます。

 

法律を読み書きするスキル

 

全ての行政サービスは、法律や条例に準じて行われます。

 

そのため「この人は対象者になるのか?」「この事業は補助対象なのか?」ということは、すべて元になる条例などと照らせ合わせながら確認しなければなりません。

 

また新たな制度を作るときや対象者を拡大する際は、新たに条例を作ったり改定したりすることがあります。

 

条例の書き方にはいろいろなルールがあるため、専門的な知識が求められます。

 

とはいえこのように条例を読み書きするようなスキルは、公務員以外の人には必要ないことがほとんど…

 

分かりやすく説明するスキル

 

公務員は日々、多くの住民と電話や窓口越しに対応しています。

 

行政サービスは一般の方に分かりにくいものも多いので、対象者要件や補助内容に関する問い合わせなども多いです。

住民の方全てが物分かりのよい方ばかりではなく、中に理解してもらうのがとても大変な住民の方も。

 

理解力が高くない人にも説明しなければいけないため、複雑なサービス内容を分かりやすく説明するスキルが求められます。

 

とはいえ抽象度が高いので、客観的に評価することは難しいですね。

 

部署による特殊スキル

 

公務員の部署によっては、専門性を確立できる部署もあります。

 

たとえばぼくがいた広報担当というところは、以下のようなスキルを学ぶことができました。

 

広報担当で学んだスキル

  1. Adobeソフトを用いた紙面構成・画像編集スキル
  2. 一眼レフを使った撮影スキル
  3. イベントなどの取材スキル

 

特にAdobeソフトを用いた画像編集スキルは、Web制作フリーランスとして活動している今でもかなり役にたっています。

 

とはいえこのように専門性を確立できる部署は庁内でもかなり特殊です。

公務員として働きながらスキルを身につけられる部署に行けたことは、本当に幸運でした。

 

\関連記事/

参考【実体験】町役場の広報担当になると月20万稼げるスキルが身に付く理由を紹介

 

公務員にはリスクがあることを理解するべき

疑問に思うサボリン

 

「公務員はつぶしが効かない」といわれているとおり、公務員として働いていても専門性を身につけることは非常に難しいのが現状です。

 

専門性が身に付かないということは、「転職がしにくい」ということです。

 

一生公務員として生きていくのであれば問題ありませんが、公務員を辞めたくなった場合は前職の経験を活かしにくいため、他の業種よりも転職活動で苦労することになります。

 

サボリン
サボリン
実際、公務員を辞めたいと思いながらも転職のハードルの高さから惰性で仕事を続けている人が何人もいました。

 

これから公務員になろうと思っている方は、「一度公務員になってしまうとジョブチェンジしにくくなる」というリスクもしっかり理解しておくべきです。

組織にしがみつくという前提条件があってこそ「公務員=安定」は成り立ちます。

 

中にはすでに公務員として働いており、辞めたいと思いつつも行き詰まっている人もいるのではないでしょうか。

以前のぼくもそういう期間が何年かありました。

 

そういう方には「Web系のスキルを身につける」ことをオススメします。

 

ぼくはプログラミングを学んだことで退職にふみきり、退職後もフリーランスとして独立することができました。

 

\関連記事/

 

まとめ:公務員は専門性を身につけることが難しい

プロフィールアイキャッチ

 

ぼくは公務員として5年間働いてきましたが、退職後も役立った専門的なスキルといえば、広報時代に学んだPhotoshopの画像編集スキルくらいです。

 

公務員は確かに安定しているし、福利厚生なども恵まれています。

しかしこの記事で紹介したように、公務員になることは一定のリスクを伴うことも事実です。

 

これから公務員を目指す方は、公務員になることのリスクもしっかり理解したうえで選択することをオススメします。

 

では今回もお読みいただきありがとうございました。

-公務員の将来性

© 2021 サボリン | 公務員からフリーランスになった人のブログ Powered by AFFINGER5