- 公務員の人間関係が悪くなってしまうのは何故?
- 人間関係が理由で公務員を辞めるのは甘い?
- 公務員が人間関係で悩んでしまった時の対処法は?
こんな疑問にお答えします。
この記事を読んでいる方の中には、公務員の人間関係について不安を感じている方や、現在進行系で職場内の人間関係に悩んでいる方が多いのではないでしょうか。
結論からいうと、人間関係に悩んで公務員を辞めるのは全く甘くありません。
むしろ自分に合っていない組織には早めに見切りをつけて、適正が活かせる職場を見つける方がよほど有益です。
この記事を書いているぼくは、5年間の勤務経験がある元地方公務員です。
同じように「人間関係が面倒で公務員を辞めたい…」と思って退職しましたが、今は全く後悔していません。
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では前置きはこのへんにして、早速はじめていきましょう。
【体験談】公務員は人間関係が悪いことが多い
公務員の職場は、基本的に人間関係が悪いことが多いです。
ぼくの親はいつも「空気が重い」という理由で役所に行くことを嫌がっていました。同じように感じている方も多いのではないでしょうか。
人間関係が良好な職場なら、もっと雰囲気が良くなるはずです。
住民でもすぐに分かるくらい、公務員同士の人間関係はギスギスしています。

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公務員の人間関係が悪い3つの原因
公務員の人間関係が悪くなってしまうのは、以下の3点が原因です。
- 閉鎖的な職場環境
- 好きではない仕事内容
- 前例踏襲の文化
それぞれ詳しく解説していきます。
①閉鎖的な職場環境
公務員の人間関係が悪い1つ目の理由は、職場環境が閉鎖的だからです。
公務員の職場環境が閉鎖的な理由
- 人の入れ替わりが少なく、人間関係が固定化している
- 庁外に出る機会が少なく、嫌な面が目につきやすい
公務員の職場内は、異動や新採くらいしか人の入れ替わりがありません。
横のつながりがほとんどないため、人間関係がどんどん固定化していきます。
また部署によって差はありますが、1日中同じデスクで仕事をする部署が多いです。
常に同僚と同じ空間で仕事をするため、嫌な面が目につきやすい環境といえます。
このような閉鎖的な職場環境が、公務員の人間関係を悪化させています。
②好きではない仕事内容
公務員の人間関係が悪い2つ目の理由は、好きではない仕事をしている人が多いからです。
公務員として働いている人の多くは、安定性や福利厚生に魅力を感じて公務員になった人たちです。
仕事内容に特別な魅力を感じてなったわけではないため、「仕事はできるだけ楽な方がいい」という価値観の人が多いといえます。
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好きでもない仕事をしていることでストレスが溜まり、人間関係の悪化につながってしまいます。
③前例踏襲の文化
公務員の人間関係が悪い3つ目の理由は、前例踏襲の文化だからです。
前例踏襲とは簡単にいえば、これまでと同じやり方で業務を行うことです。
毎年同じ業務の繰り返しが多い公務員は、前例踏襲していれば問題なく仕事をこなせることが多いです。
しかし中には、絶対にやり方を変えた方が効率的になるパターンがあります。
そういった時は上司に改善を提案することになりますが、「前までこのやり方でやっていたから」という非合理的な理由で却下されることがよくあります。
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公務員特有でもある前例踏襲の文化が、人間関係を悪化させています。
公務員の人間関係に悩んだ時の対処法
公務員の人間関係は独特なため、上手くいかずに悩んでしまう人も多いです。
この章では、人間関係で悩んでいる公務員の対処法を解説します。
- 人事や職員組合に相談する
- 休職する
- 転職する
それでは詳しく解説していきます。
①人事や職員組合に相談する
人間関係に悩んだときは、まず人事担当への相談を検討しましょう。
人事に悩みを相談することで、異動を考慮してもらえる可能性があります。
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「人事担当に相談するのは気が重い…」という方は、職員組合に相談することもオススメです。
職員組合には、人事担当ほどの権限はありません。
しかし、組合の役職についている人は庁内でも管理職級の方が多いため、間接的に人員配置を見直すきっかけになる可能性があります。
②休職する
人間関係に悩んでいるときは、休職することを検討しましょう。
思いつめてしまっているときに、冷静な判断をすることは難しいです。
一度職場から距離を置き自分を見つめ直す時間を作ることで、冷静な判断ができるでしょう。
公務員には、最長3年間の休職期間が認められています。
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③転職する
思い切って転職すれば、もう公務員の人間関係に悩む必要はありません。
ただ公務員は専門的な知識やスキルが身につきにくいため、転職市場における市場価値は低くなってしまいがちです。
確実に転職活動を成功させるためには、転職エージェントを活用して効率的に就職活動を行うことが必要です。
公務員の人間関係がキツい!でもまだ辞めてはいけない2つのパターン
「公務員の人間関係がキツい!」と感じても、辞めてはいけないのが以下に該当する方です。
- 追い詰められて感情的になっている人
- フリーランスになって楽したい人
①追い詰められて感情的になっている人
感情的になっているときは、公務員を辞めるべきではありません。
感情的で精神状態が不安定なときは、冷静な判断ができなくなっている可能性があるからです。
「仕事が耐えられなくて今すぐ辞めたい!」という気持ちになることもあります。
ただ、そういう方に必要なのは退職の決断ではなく、まとまった休養期間です。
不安定な精神状態で安易に退職を決めてしまうと、後から後悔してしまう可能性が高くなります。
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②フリーランスになって楽したい人
フリーランスという働き方が浸透してきたこともあり、「公務員を辞めて自由なフリーランスになろう!」と思っている方も多くいると思います。
ただ中には、「フリーランスになって、今よりもっと楽に働きたい…」と考えている方もいるのではないでしょうか?
結論からいうと、フリーランスになって楽したいと考えている人は、公務員を辞めるべきではありません。
なぜなら、フリーランスとして生活していくことは決して楽ではないからです。
よく『時間と場所に縛られない生活』と例えられるフリーランスですが、実際の姿とはだいぶギャップがあります。
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また、分からないことがあった時に、質問できる人がまわりにいないなどのデメリットもあります。
実際にフリーランスになったぼくからすれば、安易にこの道を選ぶことはオススメしません。
逆にどうしてもフリーランスとしてやっていきたいことがある人は、公務員を辞めてフリーランスになるべきでしょう。
公務員を退職してフリーランスになったら幸福度が上がった体験談
最後に公務員を退職したぼくの体験談を紹介します。
ぼくが公務員を退職した理由については下記の記事でも詳しく紹介していますが、公務員特有の面倒な人間関係も一因でした。
公務員として働いているときは『人間関係が面倒で辞めたいけど、こんなことで悩む自分は甘いのではないか?』とかなり悩みました。
一緒に働く先輩たちは、職場内の人間関係を全く苦に思っていない方も大勢いたからです。
退職した今になって思うのは、公務員の独特な人間関係が合うか合わないかは人によって全く違うということです。
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ぼくは公務員を退職しフリーランスとして独立しました。
安定収入を捨てるデメリットは多くありましたが、人間関係のストレスは限りなく0になりました。
面倒な人間関係に振り回されなくて良いのは、休日がなくなることや収入が不安定になることよりも大きなメリットでした。
ぼくのように公務員の人間関係がどうしても合わない人は一定数いるので、「公務員すらつとまらない自分なんて…」と自信を失う必要は全くありません。

まとめ:公務員の人間関係が悪い原因とは?公務員を辞めてはいけない3パターンも紹介
本記事では、「公務員の人間関係」というテーマで解説してきました。
公務員は独特な組織なので、仕事内容は問題なくても人間関係が合わない方は多くいます。
人間関係が理由で公務員を退職することは、決して悪いことではありません。
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では今回もお読みいただきまして、ありがとうございました。