公務員

町役場と市役所はどっちがいい?両方で働いた経験からそれぞれの特徴を比較してみた【給与・仕事・人間関係など】

【町役場&市役所勤務経験あり】町役場と市役所はどっちがいい?それぞれの特徴を徹底比較してみた【給与・仕事・人間関係etc】

 

  • 町役場と市役所の違いって?

 

こんな疑問にお答えします。

 

本記事の内容

  1. 町役場と市役所のいろいろな違い

 

この記事を読んでいる方の中には「町役場と市役所どっちがいいんだろう?」と迷っている公務員志望者の方も多いのではないでしょうか?

 

町役場と市役所って規模が違うのはわかるんですけど、それ以外のことって外からは分かりにくかったりしますよね。

ぼくは町役場職員として約5年間働きましたが、うち1年は市役所へ派遣されていたこともあるので、町役場と市役所それぞれの特徴を理解しています。

 

そこで今回は「町役場と市役所の違い」をテーマに紹介させていただきます!

 

この記事を読めば、公務員志望者のミスマッチが防げるので穏やかな公務員生活を送れると思いますよ。

 

では前置きはこのへんにして、早速はじめていきましょう。

 

町役場と市役所の「給料」

 

『地域手当』がないのが町役場、あるのが市役所

 

住んでいる場所によって、生活費は大きく変わります。

地方より東京の方が全然家賃は高いですよね?

そうした生活費の差を埋めるため、公務員には「地域手当」という手当制度があります。

 

毎月の給与に一定割合で加算され、地域によって1〜20%までの範囲で定められています。

 

市役所の場合はこの地域手当が支給されているところがありますが、町役場の場合は地域手当が0のところが大半です。

 

地域手当は毎月の給与だけではなく年2回の賞与にも反映されるので、年間で換算すると同じ勤務年数でも大きな金額差がうまれます。

>>公務員の給与やボーナスに影響する『地域手当』とは?都内と地方では20%以上の差も

 

町役場と市役所の「仕事」

タイピングするサボリン

 

守備範囲が広いのは町役場、せまいのは市役所

 

町役場も市役所も、基本的な行政サービスには大差がありません。

 

そのため職員数のすくない町役場は、どうしてもひとりの職員が複数業務を担当する体制になりがち。

いわゆる「何でも屋」的な感じで、なかには技師ではないのに独学して図面を書いたりする人もいるくらいです。

 

逆に市役所は町役場に比べて人員に余裕があるので、担当業務の線引きがしっかりされています。

 

イレギュラーな新しいことも楽しめるなら町役場、毎日できるだけ同じ業務をやりたいなら市役所の方が向いています。

 

決済のハードルが低いのが町役場、高いのが市役所

 

市役所は町役場に比べて役職が多いため、決裁文書の回覧ひとつとっても確認する人がたくさんいます。

見る人が多いとそれだけチェックされるポイントが増えるため、決裁のハードルが高くなります。

 

サボリン
サボリン
市役所で働いているときは部長(町役場にはなかった)がいたのですが、この部長から決裁をもらうのがとても大変でした。

 

割となぁなぁでもいいのが町役場、かっちりしているのが市役所

 

町役場はひとりひとりの業務が本当にいろいろなので、ひとつひとつの業務に完璧を求めているとキリがありません。

なので上司も、ある程度完成していればOKをくれることが多かったです。

 

言い方を変えると「多少はなぁなぁでも許される」という感じですね。

 

一方、市役所の場合はかなり仕事がカッチリしていました。

町役場では決裁をとらないでいいようなことも、市役所のときは事前の伺いが絶対でした。

 

もちろん正しいのは市役所の進め方なんですが、町役場で働いていたぼくからすると少し窮屈でした。

 

保守的なのが町役場、先進的なのが市役所

 

市役所のなかには、先進的な取り組みを行なっている自治体が数多くあります。

 

たとえばぼくがいた市役所では、業務にAIを活用したRPAという技術を導入していました。

 

人が行なっていた業務をAIで代替するという、今自治体が注目している分野です。

 

トップの方針にもよりますが、町役場でこうした先進的な取り組みをしているところはあまりありません。

そもそも新しい取り組みを行うための予算や人的余裕も、市役所ほど潤沢ではないという背景もあります。

 

住民の距離が近いのは町役場、適度な距離感があるのは市役所

 

住民との距離が近いのは町役場です。

 

単純に市よりも地理的にせまい自治体が多いので、窓口で対応した住民と町内で会うなんてことはざらにあります。

 

町内の居酒屋を使う時は、かなり話題に気をつけなければいけないなんてことも・・・

 

市役所の場合は住民との間に適度な距離感があり、市内で住民に会うことはほとんどありませんでした。

 

町役場と市役所の「出世」

旗を持つサボリン

 

出世しやすいのが町役場、しにくいのが市役所

 

町役場は職員数が少ないのでそれだけ競争が少なく、市役所よりも出世しやすいです。

逆に市役所は人数が多いので、みんな平等に出世できるわけではありません。

 

町役場だと係長クラスになっているような年齢の人が、市役所では主査として働いていました。

 

年齢とともに役職も上がっていく「年功序列」が顕著なのは、職員数の少ない町役場の方といえます。

 

町役場と市役所の「人間関係」

悩んでいるサボリン

 

人間関係が濃いのが町役場、広いのが市役所

 

職員数が少ない町役場は、人間関係も濃くなりがちです。

 

新採ちゃん
人数が少ない組織はどうしても人間関係が閉鎖的になりますよね・・・

 

\関連記事/

 

町役場と市役所の「時間外」

 

地元出身者のしがらみが多いのが「町役場」

 

これは特に地元の町役場に勤める人に多いのですが、仕事以外の町のイベントに動員されることがけっこうあります。

たとえば、祭りの盆踊り要員や住民運動会の運営、スポーツ大会の選手などです。

 

単純に若者が少ない地域なので、人手を確保したいときにまず候補としてあがるのが町役場職員なんです。

 

「公務員=土日休み」という印象が強いですが、意外とこういうイベントで土日が潰れることが多かったです。

 

飲み会が多いのは「町役場」

 

業務後の飲み会が多かったのは、圧倒的に町役場でした。

「単純にお酒が好きな人の比率が高かった」のと「職員数が少なく濃い人間関係になりやすい」のが理由だったと感じます。

 

市役所のときは月に1〜2回くらいの頻度でしたが、町役場のときは週に1〜2回の頻度で飲み会がありました。

 

人と調整しながら仕事を進めることが多い公務員にとって、飲み会は庁内の人脈を広げる貴重なチャンス。

全部参加する必要はありませんが、積極的に参加することで確実に仕事はやりやすくなります。

>>公務員は飲み会が多い?飲み会好きの公務員が多い3つの理由

 

組合の力が強いのは町役場

 

各自治体には、職員によって構成される「労働組合」というものがあります。

 

簡単にいうと、公務員がもっと働きやすくなるように市役所や町役場に直接働きかけていく組織のことです。

 

町役場の加入率は圧倒的で、ほぼ全職員が組合に加入していました。

市役所のときは入っている人と入っていない人は半々くらいで、組合活動もあまり積極的ではありませんでした。

 

まとめ:同じ公務員でも町役場と市役所はけっこう違う

手を突き上げて喜ぶサボリン

 

個人的に、楽に仕事できたのは町役場です。

市役所はいかにも行政組織と言う感じでガチガチで、いちいち手順を踏まなければいけないのが面倒でした。

 

ただ休日出勤や業務範囲の広さなど、デメリットもあるので合うかどうかは人によるかと・・・

 

最後にもう一度いいますが、町役場と市役所は同じようにみえて内部事情はだいぶ違います。

 

給与面ももちろん大事ですが、仕事の進め方や職場の雰囲気も含めて選択することをオススメします。

 

では今回もお読みいただきありがとうございました、

-公務員

© 2021 サボリン | 公務員からフリーランスになった人のブログ Powered by AFFINGER5